英国現代奴隷法に関する声明

2017年9月28日

Toll Holdings Limited(オーストラリア会社登録番号006 592 089およびその子会社(トール・グループ各社、以下「トール」)は、日本郵政グループの一員であり、従業員およそ4万人のアジア太平洋地域におけるロジスティクスサービスのリーディングプロバイダーです。

50ヶ国以上、およそ1,200箇所の事務所で活動しています。

事業

トールは世界で活躍するお客様に対して、非常に多様な輸送サービスおよびロジスティクスソリューションを提供しております。 2017年7月1日をもって、トールの事業は以下の3部門に再編成されました。

 

  • グローバルフォワーディング: アジアにおける輸出・輸入双方向に特化した、複雑なサプライチェーンソリューションから港間の貨物フォワーディングまで、国際貨物フォワーディングを提供します。
  • グルーバルロジスティクス: 専門的な契約型ロジスティクス部門であり、倉庫物流、鉱業サービス、エネルギー物流、専用輸送サービス、液体流通、移転管理、遠隔および資源物流、航空サービスおよびヘルコプターサービスなど、高度な輸送、倉庫管理および付加価値サービスをアジア太平洋地域において幅広く提供します。
  • グローバルエクスプレス: オーストラリア、ニュージーランド国内、そしてアジア太平洋地域における事務所や代理店を通して世界中にエクスプレス貨物サービスを提供します。 オーストラリア全土に次のサービスも提供します。B2C、消費者および家庭への配達、重量物配送、プロジェクトサービスおよび事業サポートサービス(統合コミュニケーションソリューションから戦略的な雇用サービスまで)を提供します。

トールの方針

トールは、活動するあらゆる管轄地において、確実にポジティブな貢献が出来るよう、時間と専門知識を投資しています。 そのためにトールは、企業倫理、職場関係、労働安全衛生、環境管理などの分野で企業方針を作りました。 トールでは、この方針により、適切な環境が提供され、私たちが倫理基準に従って活動することで、知らない間に奴隷制度や虐待がトールの事業あるいはサプライチェーンに入り込まないようにしています。

トールのガバナンス文書のうち、英国現代奴隷法に含まれている活動に関連するものには、以下があります。

  • トール行動規範
  • トール倫理雇用方針および
  • トールグループ保護開示に関する方針
特に、トール倫理雇用方針では次のことを規定しています。

人権

トールが活動しているコミュニティーおよび交流する個人の権利と利益を尊重します。 トールは全従業員(およびビジネスパートナー)の尊厳を守り、体罰、暴力による脅迫およびその他の方法による虐待、身体的強要あるいはハラスメントを個人に対して行わない、また事業のあらゆる面においてそのような行動を許しません。

子供および青年に対する強制労働

トールは該当する現地法および労働協定を満たす人材の雇用を確実に行うことで、強制労働、子供による労働をなくすために積極的な役割を果たします。

トールは、特定国において以下のいずれか年長のほうの年齢に達していない人を雇用しません。

  1. 就業可能な最低年齢
  2. 義務教育修了年齢

状況に関わらず、トールは15歳に達していない者は雇用しません。

トールは事業のあらゆる面において、いかなる形の強制労働あるいは子供による労働をも許可しません。 またトールの現場において第三者による、いかなる形の強制労働あるいは子供による労働をも許可しません。

集会結社の自由

トールでは、従業員が組合あるいは労働組織の会員である/でない、あるいはそのような組織に代表される/されない権利、および会員が所属するグループの利害のために合法的な活動に参加する権利を認めています。

多様性および機会均等

トールでは、多様な能力、経験そして観点を持つ人々の貢献を認識し、評価しています。 トールでは、多様性および機会均等方針を作り、全従業員が多様なアプローチおよび考えをもち、それが推奨される職場を保つことにコミットしております。 差別、ハラスメント、いじめ、迫害、悪口および暴力に関連する行動は、トールでは許されていません。

雇用条件

トールは最低限のこととして、現地の雇用法を遵守します。 トールでは、同一の仕事に対しては同一の給料を支払うという原則に基づいて、男女の従業員の給料を支払います。

これはグループ行動規範に示されています(ここを参照)。

トールはトールグループ・サプライヤー行動規範を定めており、これにはすべての雇用法および倫理的な労働方針を遵守する要件が含まれています。 トールの請負業者、コンサルタント、ベンダーおよびサプライヤーは全員、トールのサプライヤー行動規範に同意し、遵守する必要があります。 また、トールの調達に関する規定を置くことで、トールを代理して活動しているか否かにかかわらず、第三者サプライヤーは、トールの調達規定と矛盾した活動を行うことができません。

この行動規範では、トールはサプライヤーとサプライヤーの活動に対して監査を行い、コンプライアンス状況をチェックすることができます。 サプライヤーが行動規範を守らなかった場合、トールは解雇など、適切な行動をとることができます。

トールのコンプライアンスに関する枠組

トールの方針は、トールのコンプライアンスに関する枠組にサポートされ、それは次の内容からなります。

  1. コンプライアンス報告 - マネージメントはトールの取締役および取締役会に対して、定期的にコンプライアンス報告を提供します。
  2. 従業員トレーニング - トールは従業員にトレーニングを提供し、トールの倫理雇用方針及びコンプライアンスを強化します。 このトレーニングは新入社員および既存の従業員が行う必要があります。
  3. 監査および保証 - トールは社内監査、保証プログラムを実施し、リスクに基づいて管理手順及びコンプライアンス手順を評価します。 リスクアセスメントに応じて、監査には労働法、労働時間、従業員の給与水準、従業員の「働く権利」/労働許可要件との遵守に関する規制上のリスクおよびコンプライアンスポリシーなどが含まれます。
  4. 事故の監視およびエスカレーション - トールにはグローバル開示ホットラインがあり、従業員および請負業者は匿名で独立した報告ラインを通して、不正行為の疑いがある場合に報告することができます。 従業員、代理人、請負業者あるいはサプライヤに関連する不正、不適切な行動(偽り、違法あるいは不正な行為を含む)あるいは行動規範違反は、ホットラインを通して報告することができます。 報告されたすべての申し立ては、学習、是正措置および懲戒処分などを含むレビュー及び適切な調査が行われます。


トールは、サプライチェーンまたは事業に関与している人たちが虐げられないための予防措置を維持するため、方針、活動および手順を見直し続けます。

リスクおよびプライオリティの評価

報告対象年度において、トールはコンプライアンス/ビジネスの完全性およびセキュリティへの脅威および脆弱性評価を開始しました。これには人身売買および「現代の奴隷」がコンプライアンスへの脅威であるとの認識に立ち、世界の奴隷指標からの示唆を含んでいます。 この評価は完了しており、以下を含む進行中のビジネス統合プログラムへの情報提供に使われています。

  • 現代奴隷防止方針の作成を含む、ガバナンス枠組、方針および手順の継続的改善
  • 社内監査および保証活動、および
  • 高リスクの役割、活動および地域に対する認識を持ち、適切な訓練活動を行う。

対象報告年度において、トールは従業員スクリーニング手順のレビューを開始し、オーストラリアにおける全従業員、請負業者および下請け業者が含まれるように、働く権利の検証範囲を広げるなど、強化を図る予定です。 トールはまた、活動を展開している国の中で高リスクとされている国において、働く権利を検証できるよう検証範囲を広げるオプションを評価しています。

トレーニングおよび認識

トールは従業員にオンラインおよび授業形式のコンプライアンストレーニングを提供し、トールの倫理的な雇用方針および行動規範に基づくコンプライアンスを強化します。 このトレーニングは新入社員および既存の従業員が行う必要があります。 従業員は倫理および法律上の原則についてトレーニングを受けることで、トールグループ内における法律認識および倫理的行動という文化に貢献します。

この記述は2015年現代奴隷法(イギリス)の54(1)条に従うもので、2017年3月31日締めの会計年度におけるトールの奴隷および人身売買に関する声明となります。 詳細はトールのコンプライアンスおよびセキュリティー最高責任者にお尋ねください。