トールの革新的な「コントロールルーム」技術ソリューションが、日用消費財メーカーの流通センター効率化を助けます。
チャレンジ
日用消費財（FMCG）流通において、業務効率の最大化はコスト削減にとって欠かせません。
厳しい納期、監視できないドライバーの生産性、時間のかかるトレーラーへの積み込み等、お客様が直面する日常的な課題は限りなくあります。
お客様のサプライチェーン・ロジスティクスに改善の余地を見いだし、ソリューションを提供することがトールの使命です。
ソリューション
トールがリテール流通とサプライチェーン・ロジスティクスの経験を元に最先端のテクノロジーを融合して作り上げたのが、「コントロールルーム」です。これは、お客様の流通センターにおいて出荷管理を行う責任者の日常的な手続を簡素化し、時間とリソースの節約を実現するシステムです。
コントロールルームは、以下を実現します。
- 出荷手続マップを最適化し、わかりやすいフローチャートとして視覚化
- 包括的な走行・出荷サマリーによりリソース計画・配分をアシスト
- 輸送中のトレーラーのライブGPSトラッキングにより、即時的な状況変化アップデート
- ドライバーの生産性をモニタリングし、勤務時間を能動的に管理
- 詳細なドライバーKPIレポート ― 急ブレーキやスピード違反などのインシデント報告
- 300カ所のトラフィックカメラからのリアルタイム映像にアクセスし、管理者が事故や渋滞を避けてルート設定することが可能に
このシステムにより、出荷管理者は一カ所から計画用・実行用に特別設計された画面に同時にアクセスでき、より的確な意思決定を行い、時間やリソースの無駄を省けます。
下図は、出荷管理者がコントロールルームを使用している写真です。6つの画面それぞれに特別な役割があります。
1. 帰還車両／車両出荷報告により、帰還したドライバーが次の優先タスクに割り振られるよう確保
2. トラフィックカメラ機能を使い、政府機関等の設置する300を超えるトラフィックカメラにアクセスし、道路状況をリアルタイムで把握
3. プランニングビジュアライザー機能により、計画見取り図を使って視覚化し、一日の様々なリソースの配分を効率化
4. GPSトラッキング機能により、最大5つのGPSサービス会社からリアルタイムのトラック／トレーラーの位置、ルート、ジオフェンスを表示
5.アクシオム・トランスポート・マネジメントシステムはコアとなる出荷ワークフローを推進
6. 汎用画面でユーザーの電子メールを表示したり、ゼロ・プッシュ・ツー・トークアプリケーションを使ったコミュニケーションを提供
成果
トールのテクノロジーや業務改善への継続的投資のおかげで、このお客様は、自社流通センターにトールのコントロールルーム・ソリューションを導入して以来、以下のような成果を達成しています。
- 出荷センターの回転所要時間が23％削減
- 時間給所要額が5%削減
- 運転手の非活用時間が2%削減
- トレーラー積み込み時間と、店舗訪問時間が2%削減
- 保有台数や倉庫スタッフを減らし、効率化を実現